2021/04/06 14:54

みなさん、こんにちは。

突然ですが、不織布マスクをしていて、マスクに水滴がついてしまうことってないですか?
今日はその原因をマスクの素材の切り口からわかりやすく解説していきたいと思います。


繊維取引では、「公定水分率」という指数があります。
公定水分率とは、温度20℃湿度60%の環境における繊維内の水分率のことをさします。
繊維を取引する際は重さが基準にされますが、水分をたくさん含ませるなどして不正取引ができてしまいます。
それを防ぐためにできたのが公定水分率で、繊維ごとに基準が決まっています。

この公定水分率が、マスク素材として呼気によるムレなどをどれだけ防いでくれるかの参考になります。
 ※マスクによる肌荒れ原因と対策についてはこちらの記事を参照ください

ではさっそく繊維ごとの公定水分率を見てみましょう。

ごらんのとおり、絹を使ったシルクマスクが最も公定水分率が高く、マスク内のムレを防いでくれます。
その次に綿を使ったコットンマスク。次いでナイロンマスクとなります。
一番出回っている不織布マスクでよく使われるポリプロピレンは0%で、水分を吸収してくれません。
だから結露するんですね。

マスクによる肌荒れを気にされるのであれば、
シルクマスクか、バイオシルケット加工した東海染工コットンマスクをお勧めします。