2021/04/05 16:48

みなさん、こんにちは。

今日はマスクによる肌荒れの原因と対策についてのお話です。

最近テレビやネット記事でもたくさん話題にあがるように、
1,マスク繊維とお肌との摩擦
2,マスク内での呼気によるムレ
3,マスクを外した際の急な湿気蒸発によるお肌の乾燥
この3つが主な原因と言われています。

上記による肌荒れについて、スキンケアという側面から対策がうたわれることが多いですが、
繊維業者の東海染工としては、「マスクの素材」の切り口からお話したいと思います。

まず、吸湿性という観点からは、「コットン」が一番です。
ナイロンやポリウレタン等の合成繊維よりも吸湿力が高く、呼気によるムレを防いでくれます。
実はシルクが最も吸湿性が優れているのですが、どうしてもお値段が高くなってしまうのが難点。
ゆとりのある方はシルクマスクもよいですが、経済的なのはやはりコットンマスクです。
 ※素材の吸湿性についてもっと詳しい記事はこちら

次にお肌とマスクの摩擦についてです。
この点、やはりシルクが優れていますが、先に記載の通りどうしてもお値段が高くなってしまいます。
一方、コットンだとどうしてもケバがあり、お肌との摩擦が生じてしまいます。
この問題について、弊社東海染工は、
マスク裏地コットンの「バイオ加工」と「シルケット加工」技術により解決することに成功しました。

バイオ加工とは、特殊な酵素を使って、微生物に布生地の表面(ケバ)を食べさせる加工のことを言います。
これによりコットンの主成分であるセルロースを分解することで、やわらかいタッチの生地にすることができます。
またシルケット加工は、綿繊維を引っ張った状態で薬液につけることで、絹のような光沢感やソフトな手触り感をつくる加工です。
これにより吸湿性もあがります。
ケバの分解レベルの調整など、高い技術が必要な加工ですが、創業80年染色加工の東海染工だからこそできる加工です。

これによって、比較的安価なコットン素材で、シルクのような生地を作り、お肌との摩擦の少ないマスクを作ることができているのです。

マスクによる肌荒れが気になる方は、ぜひ東海染工コットンマスクをご検討くださいね。

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