2021/05/21 17:44

こんにちは。

マスクを販売しているかと思いきや、
次の商品の開発・実験もしています。


検討しているのは「チャークロス自作キット」。
チャークロスは、炭化させた布です。

(上記写真は市販の自作キットを炭化させたもの)

生地加工をしている過程で、どうしても廃棄しなければならない生地が出てしまいます。
その生地がどうももったいない。

そのため廃棄するような生地で、
キャンプを楽しむ人たちのグッズが作れないかと考えたのがきっかけです。

チャークロスは、小さな火花でも着火してくれてゆっくり燃えるので、
それを枯葉や麻紐に引火させ、焚火の火口にすることができます。

今回は、
どれくらいの火力があれば、どれくらいのサイズの生地が炭化できるのか
を実験してみました。
(場所はとある方の庭をお借りしています)

用意したのは、
・sotoミニ焚火台ヘキサ(これでもかってくらい小さいです)


・長女が着古したワンピをリュックにリメイクした後の残り生地

・燻製器(家のメスティン壊れてたので・・・)

・その辺に落ちている枯葉や枝

(ぷくぷくの手は長女のです)




では実験開始。

まずは適当に切った生地を燻製器に敷き詰めます。


次にすでに炭化させた市販のチャークロスに、
マグネシウム棒とナイフで火花を起こして着火させます。

(チャークロスが白っぽくなっているところが火花が落ちたところ)


小さく火がついたチャークロスを枯葉と一緒にsotoミニ焚火台ヘキサに入れます。

(着火失敗した時用にバーナー持ってきたのは内緒です)

火が出てきたら少しずつ小枝を足して、火を育てていきます。
火吹き棒があると便利です。


無事火が育ちました。


そして、生地を敷き詰めた燻製器をセットし、炭化させます。


炭化の手順は、
1,布を酸欠状態にするために蓋をした状態で熱し続けます。
2,煙が出てきますが、その煙がなくなるまで熱し続けます。
3,煙がでなくなったら火から離し、自然冷却した後に蓋を開けて、完成を確認します。
(煙が出た状態や熱い状態で蓋をあけると、酸素により生地が自然着火しますので注意)

という手順なのですが、、、、、


45分経過してやっと70度・・・(ベーコンの燻製にいい温度です)


ぜんぜん煙がやまないんですけど。。。


娘たちも腹が減ったと言い始め、
妻からももう帰るよと言われ、
しぶしぶ蓋を開けました。。。。



ババーン!!



ムラありすぎ。

上の方は使えますが、
全体として失敗といってよいですね、これは。




今回の実験でわかったことは、
「大きな生地と大きな容器で作るなら、それなりに大きな焚火で長時間やりなさい」
ということです。

市販の自作キットを炭化させたときは、15分でできました。
一方こちらは45分でこの結果です。


火口に使う生地は5センチくらいの生地で十分。
そして炭化効率を考えたら、やはり5センチくらいのサイズがよいですね。

だらだら焚火する場合は大きくてもいいですけど、
焚火調理してると、チャークロスづくりで場所とれないですからね。


というわけで、今回の実験は終了です。

製品化するときはもっとちゃんとしたものでやりますのでご安心を。
リリースできるように頑張ります!

こうご期待!