2021/05/11 20:12
今回はマスクの選び方と、私たちからの提案について書いていきたいと思います。
【マスク選び時の2つの大きな基準】
マスク選びを考える時に、まず2つの大きな基準があります。
それは、
①感染対策
②環境保護・SDGs
の2つです。
コロナ当初は感染対策のみで語られていましたが、
・使い捨てマスクの大量のゴミ
・主に不織布マスクで使われるプラスチック素材による環境への悪影響
(化石燃料・マイクロプラスチック・二酸化炭素排出)
という文脈も入ってきました。
私たち人類が将来にわたってこの地球で生活し続けていくためには、
・有限な資源から再生可能な資源に変えていくこと
・生態系への悪影響を減らすこと
・温暖化を防止するための二酸化炭素排出量を減らすこと
が必要です。
一方で、不織布等の合成繊維マスクは主にプラスチック素材が使われるため、
・原料は有限な石油を使用
・使い捨てられたプラスチックゴミが分解されて海へ流れ生物の体内に蓄積する
・生産工程の二酸化炭素排出により温暖化を加速させる
といった影響があります。
各社様々な企業努力をしていますが、
もはや感染対策の性能だけで語っていては足りない時代に突入しています。
【コロナ2年目に入り新たに分かってきたこと】
理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーションや
豊橋技術科学大学の研究結果などから、さまざまなことが分かってきています。
・不織布ポリエステルのマスクは飛び散る飛沫の8割、
綿の布マスクでは7割を抑えいずれのマスクもエアロゾル半減
・性能の高いマスクであるほど、吐き出し飛沫は隙間から漏れ出る
・二重マスクと不織布マスク1枚を隙間を作らず装着することの効果に大きな差はない
ということがわかってきました。
【私たちの提案】
マスクを装着することが通年・常時化していることや、
上記のような新たな発見から、以下のことが大切になってきます。
①マスクを常時装着できるように各自の事情や状況に合ったマスクの選択をすること
②マスク装着時にできるだけ隙間を作らないこと
どんな時でも常に不織布マスクを装着するのは息苦しさや肌荒れなどもあり大変です。
夏は通気性が悪いと熱中症のリスクも高まりそうです。
一方で感染対策の性能を考えると不織布も必要です。
大切なのは、無理せず、「常に装着し続けていること」です。
そのため、
「蜜な場所では不織布を、それ以外ではコットンマスクを」
というのが私たちの提案です。
【マスク選びで環境保護に貢献しよう】
コットンマスクは天然繊維でできています。
土に還る素材で、Co2を吸収して育った綿でできており、カーボンニュートラルでもあります。
繰り返し洗って使えるので、ゴミも減りますし、捨てても最後は土に還ります。
コットンマスクを生活に組み込めば、
1か月30枚のマスクゴミを出していた生活から、
1か月5枚程度のマスクゴミに減らすことができます。
全員がこれをしたら、ものすごい量のゴミを減らすことができます。
マスク選びで、環境保護に貢献することができます。
ぜひコットンマスクを生活に組み込んでいきましょう。
東海染工のしっとりコットンマスクはこちらで紹介しています。