2021/04/05 17:31
みなさん、こんにちは。
今日は東海染工コットンマスクにも使われている「V-CAT加工」について書きたいと思います。
V-CAT®は、豊田中央研究所が開発した、室内光でも菌やウイルスを分解できる光触媒技術です。
これにより、
・抗菌
・抗ウイルス
・抗アレルゲン
・消臭
などの効果が実証され、さまざまな用途に活用されています。
その実験の中で、記事タイトルにも記載した面白いものがありましたので紹介したいと思います。
5リットルのテドラバックに、1)りんごのみ 2)りんご+V-CAT®担持紙 を入れ、乾燥空気で封入。
25度の蛍光灯下の室内に保管し、りんごの鮮度保持性を検証するという実験です。
結果は・・・
御覧の通り、
1)りんごのみの方は、13日目より腐りが出始め、15日目には汁が出始めました。
その後、19日目には全面が腐った状態となりました。
2)一方のりんご+V-CAT®担持紙の方は、若干黄色くなるものの腐りは見受けられなかったのです。
リンゴから発生するエチレンガスをV-CAT®が分解。これによりリンゴ熟成の進みが遅くなり痛みが少なくなっています。
この技術について、コロナウイルスの不活化も確認されています。
V-CAT®は、豊田通商株式会社が保有する登録商標で、東海染工は豊田通商とファミリー契約を締結しています。
東海染工では、この技術を使ったマスクを製造・販売しています。